薬学部受験の注意点

 

 

薬学部化学の入試問題は、高校化学の全分野を扱うため、受験生の負担はかなり重く、薬学部受験には「化学」の早期の準備が重要課題となっています。

 

特に『有機化学』は薬学部では重要分野です。この分野の学習が曖昧では合格後の進級にも影響が出るかもしれません。

 

薬学部受験のポイントは「化学」にあります。

英語・化学の必要性と2科目型入試

薬学部では数学を使わない入試方法があります。

 

関西圏薬学部の多くの公募制推薦入試では数学を除く、英語と化学の2科目以下での受験が可能です。また、一般入試でも一部の薬学部では数学を除く、化学と英語の受験科目での入試が可能です。

 薬学部入試では化学・英語の重要性は高く、特に入学後、国家試験へ向けて化学を学習することはとても大切です。また、化学を学習するためにも英語は必要となります。

 

例えば、薬学部の有機化学の授業でよく使われている教科書では、『ブルース有機化学』や『ソロモン有機化学』などがあります。

『ソロモン有機化学』では問題の解き方として日本語訳本が発売されていますが、『ブルース有機化学』では問題の解き方は英語版での発売となります。教科書に書かれている問題をしっかり理解するためには、英語の学習が必要です。

 

 また、大学で研究に必要な文献においても英語文献は多く、卒業研究では英語で論文発表することも少なくありません。英語は必ず必要となります。